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〜産後ケアのそばで地域とはなそう〜

#001 

出会いと、動きはじめた瞬間

聞き手:木村里美
語り手:野村香緒理(あゆむ庵 管理者・助産師)

木村

野村さんとの出会いは、InstagramのDMでしたよね。

採用のずいぶん前で、「訪問看護を見学できますか」というような内容だったと思います。

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​野村

そうでしたね。

あゆむ訪問看護チームの取り組みを拝見していて、

最初はただの興味で母子の訪問看護って何をやっているんだろう?と思って連絡しました。

木村

ただその頃は、正直なところマンパワーに余裕がなくて。  Instagramのプロフィールみてやりたいこと似てる方だなぁと思いつつ  

きちんと受け入れられないまま、一度その話は流れてしまいました。

野村

はい。でも、今思うと見学ってなんだ?って感じですよね(笑)
あゆむ庵もなかったのに。
何したかったんだろう?自分(笑)

とはいえ、その時は不思議とご縁が切れた感じはしなかったんです。

射手座新月の日

木村

その半年後にスタッフ募集を出したとき、

一番最初にDMをくださったのが野村さんでした。

本当に、驚くほど早くて。
 

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野村

朝たまたまインスタを開いて募集を見た瞬間、「今だ」と思って連絡しました。

週1バイトで20年続けてきた仕事がなくなったタイミングで何かしたいなと思っていたところでした。
(マタニティスイミングのヘルスチェックのお仕事でした)
ちょうどその後の自分の助産師としての働き方を模索していました。

木村

その日のうちにオンラインで話して、意気投合して「いつから来られますか?」という流れに。

今思うと、すごいスピードでしたね。

この時点で、

まだ「あゆむ庵」という建物もなかったんですよね。

あゆむ庵との出会い

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野村

そうでした。

それなのに、産後ケアの話をすごく具体的にしていましたよね。
ピザ食べながら(笑)

私はコロナ禍からずっと産後ケアのデイサービスをやりたいと思って経過していました。
その時は川崎市はデイサービス型がない状態でしたので、自費から始めようと物件を1年くらい探していてなかなか見つかっていませんでした。
かわさき店舗出店支援プログラム【NOREN(のれん)】を受講して、事業計画もすでに立てていました。

なのに一気に建物が見つかって、本当に物件ってご縁だなと思いましたね。

木村
佐藤さん(ぽかぽか母乳育児相談室 院長、野村の元同僚であり親友)も一緒に、事務所でピザを食べながら、

「朝は何時からがいいかな」「帰りはこのくらいかな」って。かなり具体的な“妄想”をしていました。​

 

そしてその翌日、
夜中にネット検索していたら、
前日までなかった物件が突然出てきて。
 

野村

あのとき、すぐにSNSで送ってくださいましたよね。

木村

はい。手が震えていたのを、今でも覚えています。

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険しい道と高い壁

​野村

訪問看護でお母さんたちと関わる中で、

「あゆむ庵で産後ケアは受けられますか」

「この子が1歳になったら、もう対象外ですよね」
そんな声をたくさんいただきます。

まだ、あゆむ庵として

産後ケア(日帰りロング型)を提供できていない現状に、

正直、心苦しさを感じることが多々あります。

 

けれど、関わる中で確信しているのは、

この地域には、日帰りの産後ケアが必要だということ。

​​​

​

​木村

あゆむ庵での産後ケアは

今はまだ調整・準備の時間ではありますが、

現場で積み重ねてきた経験や、訪問型は参入できて、

スタッフと描いてきたイメージは、

少しずつ形になりつつあります。

 

そして——

あゆむ庵で日々つくっている、

副菜がいくつも並ぶ、からだとこころにやさしいごはんも、

近い将来、産後ケアでお出ししたいと思っています。

 

特別なごちそうではなく、

「ちゃんと食べた」「少し元気が戻った」

そう感じてもらえるような、いつものごはんを。​
 

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ケアも、休息も、食事も。
どれも特別なものではなく、
「ここに来たら、少しほっとできた」
そんな時間を重ねていけたらと思っています。

​

産後ケアも、訪問看護も、
あゆむ庵で交わされる日々の会話も、
すべてが暮らしの延長線上にあるもの。

​

スクラブトークは、
あゆむ庵を中心に広がるご縁や想いを
「関連図」のように描いていく対談企画です。

​

これまで、
あゆむ訪問看護チーム、あゆむ庵は
本当にたくさんの方々に支えられて
今があります。

​

その一つひとつのつながりを
そっと可視化できたらと思っています。

人と人、支援と暮らし
医療と地域
そのすべてがつながる場所として、
日本らしいモデルケースの一つになれたらと願っています。

​

実はご縁あって
2026年版の助産師テキストにも
当法人の取り組みを取り上げていただきました。

​

ゆっくり、不定期ではありますが、
このスクラブトークを大切に続けていきます。

支援が必要な方にも、
地域の方々にも届きますように。

​

引き続き
日々奮闘する私たちをお見守りください。

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