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〜産後ケアのそばで地域とはなそう〜

#002

働き方の話から見えたもの

聞き手:木村里美
語り手:佐山聡美(ばぶ庵管理者・助産師)

Vol.001の前に始まっていた物語

木村

Scrub Talk Vol.001では、野村さんとの出会いから、あゆむ庵が動き出した瞬間をお届けしました。

でも実はその前に、まだ「あゆむ庵」という名前も、建物もなかった頃から、そっと支えてくれていた人がいます。

 

それが、ばぶ庵管理者/助産師の佐山聡美さんです。

出会いは、InstagramのDMから

木村

佐山さんとの最初の接点も、Instagramでしたよね。

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佐山

はい。「求人はしていないけれど、思い切って相談してみよう」と思ってDMを送りました。

木村

最初のオンライン面談、よく覚えています。

名前が同じだったこと、子どもたちの年齢が同じだったこと。笑

画面越しなのに、急に距離が縮まったような感覚がありました。

初対面なのに私の頭の中(今後展開していきたい将来)の7割はお話したと思います。笑

佐山

私もすごく緊張していましたが

木村さんの気さくで話しやすい雰囲気と共通点のおかげ自然と心を開くことができて。

「初めて話した気がしないな」とご縁を感じた時間でした。

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働き方の話

木村

そのとき、働き方の話もしてくれましたよね。

佐山

はい。都内のクリニックの面接を受ける予定で、決まったら朝7時半には家を出る生活になる、って。

木村

あの話を聞いたとき、胸がざわっとしました。

 

7時半に家を出るってことは、

「いってらっしゃい」を言えない日が続くかもしれない。

朝はずっと慌ただしくなる。

サポートしてくださる方はいるのかな・・・

 

無理を重ねてしまわないかなって…。

一度は、お断りしたけれど

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木村

当時はコロナ禍で、事業としてもまだ不安定でした。

一緒に働きたい気持ちはありましたが

「今は難しいんです」と、一度お断りしました。

 

でも、ずっと心に引っかかっていました。

佐山

断られてショックでしたね。

でも募集もしてないんだから仕方ないと思ってました。

木村

お断りした翌日、「やっぱりもう一度話したい」と思って、連絡しました。

訪問看護という選択

木村

二度目の面談で伝えたのが、訪問看護という働き方でした。

お子さんやご主人に「いってらっしゃい」と言ってから家を出られること。

仕事と育児を無理に切り分けなくていいこと。

 

私は実家が青森で、夫が多忙。

ワンオペで必死に子育て、仕事をしてきました。

だからこそ

一緒に働く仲間には同じ思いをしてほしくなかったんです。

佐山

その話を聞いて、訪問看護なら家族優先で働く事ができるのかもしれないと希望が湧きました。

実は家族との時間を大切にできる働き方をずっとずっと探していて辿り着いたのがここだったんです。

だから「ここで働きたい」と強く思いましたね。

支え合いながら進んだ時間

木村

佐山さんが加わってしばらくして、

スタッフの退職が続いた時期がありました。

コロナ禍ということがよくも悪くも作用した時期でした。

正直、かなりしんどかったです。

 

「自分の関わり方はこれでよかったのか」

「もっと何かできたんじゃないか」

 

訪問の合間に自転車を漕ぐ時間が頭の中を整理する時間でした。

佐山さんに何度も言ったことば覚えてますか

佐山

「やりたいことがまだ何もできていないから終われない」って言ってましたね。

あの頃、すごく心配していました。

木村さんが1人で無理しているのが伝わってきて…。

『私にできる事は何だろう』って常に考えてました。

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木村

でも、不思議と現場に立つと元気になれるんです。

 

マニュアル通りにいかないことが多い

でもそれが訪問看護の醍醐味で。

「やっぱり私はこの仕事と人が好きだな」って。

こちらが支えているつもりで、

実は利用者さん、ご家族、他職種の方々にたくさん支えられていました。

佐山

利用者さんの前では、いつも変わらなかったですよね。

木村さんは忙しい中でもいつも前を向いていて

少しずつやりたい事ができ始めてきたらいつの間にかスタッフが増えてました。

はじめは助産師としては私1人でしたが今では相談し合える仲間、大先輩が増え日々学びがあります。

働き方の話から見えたもの

木村

お母さんが笑っていないと、家庭は回らない。

これは、

病院や訪問看護の現場でも

産前産後の支援でも

(我が家でも)

何度も見てきた現実です。

 

HPにある

「小1の壁を一緒に越えよう」

「いってらっしゃいが言える環境」

 

あれは理想じゃなくて、

こうした経験から生まれました。

産後ケアへと続く、いま

佐山

最近本当によく聞かれるのが、

 

「あゆむ庵で産後ケアはいつになったら受けられますか。」

「産後ケアをやってほしいです。」

 

という声です。

 

「1歳になったら、もう無理ですよね」

と聞かれることもあります。

 

木村

準備は整っています。

人も、場所も、体制も、ごはんも。

 

あとは、一つずつ積み重ねていく段階です。

まだ、途中の物語

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木村

これは、完成された成功談ではありません。

 

まだ途中で、揺れながら進んでいます。

 

でも、

小さなDMから始まったご縁が、

未来につながっている。

 

今日も現場で「次はこうしたいね」が生まれています。

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